タイやシンガポールでは自国では受けることができない高い技術の医療やサービスを受けたい・・・という富裕層をターゲットにした医療観光(メディカルツーリズム)が急成長しています。
千葉県の亀田総合病院では実績があるものの、まだまだ日本では普及していません。国の体制はまだまだ整っていませんが、インフラ整備をまっていては何も始りません。
JTBでは医療機関向けに「ジャパンメディカル&ヘルスツーリズムセンター」をこの春に開設。大手病院も試験的にとはいえ受け入れを始めています。
この医療観光(メディカルツーリズム)をブランディングのアプローチから見ると何が提案できるでしょうか?
それは・・・細かくみると山ほどあります。
海外での集客時、移動時、到着時、病院到着時、問診時、宿泊時、観光時等々、海外の富裕層と日本が接するところ、つまりタッチポイント全てがブランディングという切り口で対応していくことになります。
中でも最もキーになるのが、海外の富裕層が日本に期待するものです。
当然、受け入れする企業は、そのような調査はおこなっていると思いますが、実際は、判断するだけの参考資料に終わっていることが多々あります。つまり現場で生かされていないのです。
例えば「信頼」というキーワード。
海外から日本製品や商品・サービスへの評価の高さは一目置かれていますが、そのベースは「信頼」。
診察等の正確さは当然のこととはいえ、患者の名前もきちんと言えること、伝えていることが+@の評価につながります。もし中国人の名前を間違えてカルテやリストバンドに記入してしまったら・・・プライドの国です。怒らないとは思いますが、いい思いはしないでしょう。
病院や旅行会社等の複数の会社がチームとなって動き出すとき、その中心となる人は、「富裕層の患者は日本に何を期待しているのか?その期待に応えることは当たり前として、その期待を裏切らない行為は最低何をしないことなのか?」をマネジメントクラスだけでなく、現場のスタッフ間でも論議する必要があると思います。






